今年も梅雨がやってきた!梅雨明けはいつ頃?
ライター Tanie
2021.5.31 (Re:2022.6.13)
日本には、春と夏の間(5月から7月)にかけて曇りや雨の多い時期、「梅雨」があります。
■目次
1. 梅雨の地域
梅雨は日本だけでなく、朝鮮半島南部や中国の南部から長江流域にかけての沿海部、および台湾など、東アジアの広い地域で見られます。日本では、北海道と小笠原諸島を除く全域が範囲となります。
2. 梅雨前線
梅雨をもたらす雨雲、梅雨前線は日本列島を南から北へと進んでいきます。そのため、梅雨は日本を南西から北東へと進みます。5月下旬から6月上旬頃になると、九州・沖縄や四国が、7月に入ると東北地方まで梅雨に入り、北海道と小笠原諸島を除く日本のほぼ全域が本格的な梅雨に突入します。7月半ばを過ぎると、晴天が続くようになり、南から順に梅雨が終わります。
3. 梅雨入り・梅雨明け
梅雨の始まりは「梅雨入り」、梅雨の終わりは「梅雨明け」と呼ばれ、気象庁から発表されます。梅雨入りと梅雨明けの日にちや期間は、毎年気象条件によって異なります。
梅雨の期間は1カ月から1カ月半程度で、鹿児島県のある九州地方は、梅雨の平均雨量が500mm程となり、年間の約4分の1の雨が降ります。
梅雨が明けると晴天が続き、気温もぐっと高くなり、夏が始まります。
地方 | 梅雨入り | 梅雨明け |
沖縄・奄美 | 5月10日ごろ | 6月25日ごろ |
九州南部 | 5月30日ごろ | 7月15日ごろ |
九州北部 | 6月4日ごろ | 7月19日ごろ |
中国・四国 | 6月5日ごろ | 7月18日ごろ |
近畿 | 6月6日ごろ | 7月19日ごろ |
東海・北陸 | 6月9日ごろ | 7月21日ごろ |
関東・甲信 | 6月7日ごろ | 7月19日ごろ |
東北 | 6月14日ごろ | 7月26日ごろ |
※データ参考:国土交通省 気象庁「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値)」
4. 湿度との闘い
梅雨の間は晴れ間が少ないので、必然的に湿度が高くなります。洗濯物が乾きにくくなるだけでなく、家の中にカビが発生しやすくなります。エアコンや扇風機、除湿機などを使って室内の空気を動かす必要があります。
5. てるてる坊主
日本には「晴れ」を願い、白い紙や布で作った人形(てるてる坊主)を軒先や窓辺に吊るす風習があります。最近では色々な表情のてるてる坊主が一般的ですが、てるてる坊主が広まった江戸時代は、晴れの願いが叶ったら目鼻を描き入れ、お酒をお供えし、川へ供養していたようです。
また、雨が降ってほしい時は黒いてるてる坊主や逆さまにしたてるてる坊主を吊るし、願掛けをすることもあります。
古くから中国では、同じく晴天を願うため伝説上の女性をモチーフにした紙や布で作る掃晴娘(サオチンニャン)人形があり、この風習が日本に伝わり、てるてる坊主として庶民に広がったようです。
| 今年も梅雨明けまで
2022年は、全国的に梅雨明けが例年よりも早いと予想されています。雨が長く続くと、日常生活にも影響が出ることもありますが、便利なレイングッズを活用したり、それぞれの最適な過ごし方を見つけたりして、梅雨と上手に付き合っていきたいものですね!
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Written by Tanie
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