全国で「さつま揚げ」として知られる鹿児島のソウルフード「つけ揚げ」
Picture courtesy of ©︎月揚庵
ライター komatsu
2020.8.1 (Re:2022.1.26)
全国のスーパー等でも見られる「さつま揚げ」。居酒屋のおつまみ、鍋やおでんの具材として、皆さんも一度は食べたことがあると思います。さつま揚げの故郷、鹿児島県にはさつま揚げ専門店が多数存在し、さつま揚げは確固たる地位を確立しているのです。県内でも地域やお店により材料や味が異なる本場鹿児島のさつま揚げを皆さんはどのくらいご存知ですか?
■目次
1. つけ揚げ(さつま揚げ)の歴史と由来
さつま揚げの歴史は江戸時代後期にさかのぼります。さつま揚げは、その名前の通り薩摩、鹿児島の名産品ですが、日本におけるさつま揚げの原点は琉球と言われています。沖縄の漁師が東南アジアより持ち帰った「魚のすり身を成形し揚げた食品」は、沖縄で「チキアギ」と呼ばれ、それが薩摩に伝わり、薩摩ではつけ揚げとなったのです。保存性や栄養価に優れていたため、後に薩摩から伝わった食品「さつま揚げ」として全国に広がっていきました。
今ではスーパー等で買うのが主流ですが、昔は各家庭作られていました。
2. さつま揚げが出来るまで
Picture courtesy of ©︎月揚庵
さつま揚げは主にスケソウダラ、エソ、グチ、ハモ、イワシ、アジ、トビウオ、サバなどから2種類以上の魚を組み合わせて作られます。魚のすり身に、鹿児島県産の地酒や焼酎を加え調味します。丸型や小判型等にし、植物油でこんがりと揚げ、余分な油をしっかり切ると出来上がりです。すり身に野菜や薬味を練り込んだり、野菜やチーズ等包んだり、とバリエーションは実に豊富なのです。
3. 形も味も豊富!切ってビックリなさつま揚げも!
Picture courtesy of ©︎月揚庵
さつま揚げというと、皆さん平べったい円形のイメージが強いかもしれませんが、中に入っている具によって形が異なったり、お店独自の形があったり、実は様々なのです。ちなみに、上部写真の右下、棒状のさつま揚げ、鹿児島ではかけ蕎麦にも入っています。
Picture courtesy of ©︎月揚庵
写真左上より時計回りに、ごぼう、人参、野菜、れんこんのさつま揚げ。このほかにも、チーズ、玉ねぎ入りをはじめ、海苔や大葉で巻いたものなど実に種類豊富。鹿児島ではさつま揚げを醤油等にはつけず、そのまま食べることが多く、おやつとしても食べられます。
4. ヘルシーフード「さつま揚げ」
Picture courtesy of ©︎月揚庵
揚げ物なのに健康的?さつま揚げには魚の良質なたんぱく質やカルシウムがたっぷり含まれています。さらに嬉しいことに、低カロリー、低脂肪。今、注目のヘルシーフードなのです。
5. 季節限定もお見逃しなく!
Picture courtesy of ©︎月揚庵
さつま揚げには、季節ごとの商品もあり、目が離せません。今なら夏野菜の、枝豆、とうもろこし入りの商品等が店頭に多数並んでいます。お店によって種類も異なるので、是非チェックしてみてください!そしてさつま揚げ、今日の食卓に並べてみませんか?
| 月揚庵 鹿児島中央駅みやげ横丁店
鹿児島中央駅「みやげ横丁」内
営業時間:08:00〜21:00
電話番号:099-298-1800
| おすすめ関連商品
| おすすめ記事
Written by komatsu
本記事の情報は、取材・執筆当時のものです。
とどなびを一緒に盛り上げてくれるサポーターを募集しています!>>詳細はこちら
・・・ todonavi ・・・