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日本一の綱引?映画にもなった川内大綱引のルール、歴史とは?

ライター Tanie

2021.9.6

 

川内大綱引は鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市で、毎年9月、秋分の日の前日に開催される祭事です。長さ365m、重さ約7tを誇る大綱を、上半身裸にサラシを巻いた約3,000人の「ハダカ」と呼ばれる男性たちが引き合い、勝敗を競います。420年以上の歴史を持ち、鹿児島県の無形民俗文化財に指定されています。

 

 

| 歴史

 

「綱引」は、古代の儀式と信仰から始まり、世界各地で様々な歴史があります。

オリンピック競技として綱引は1900年の第2回パリ大会から1920年の第7回アントワープ大会まで、アスレチック競技(陸上競技)種目に含まれていましたが、参加競技者の身体の肥大化が問題視され、第8回大会以降オリンピック競技から削除されました。

日本での歴史も古く、五穀豊穣を祈る儀式、吉凶を占う儀式、争いごとを鎮めるための儀式、信仰としてとして各地で行われています。

川内大綱引は、慶長年間(1596~1614年)に始まったとされ、関が原の合戦の際、第17代島津義弘が兵士の士気を高めるために始めたとも言われ、420年以上の歴史を持っています。勝負に勝った方が商売繁盛し、五穀豊穣をもたらすとされています。

 

 

| 大綱引は綱練りから始まる

 

大綱は、綱引当日、朝から半日をかけて365本の荒縄から1本の大綱に練り上げられます。保存会の綱練り指導員の指導の下、陸上自衛隊や建設業協会、地元の中高校生、一般参加者など約1,500人が一丸となって作業を行います。荒縄の材料は全て薩摩川内市内の農家のものが使われます。

 

① 縄を11本ずつ道路に並べ、それを110本ずつまとめ、切れにくくするために水をかけ濡らして121本、122本、122本の束を作る。

 

 

 

② その3つの束を約1,500人が一丸となって足で転がしながら縒りを入れ、中綱にする。

 

 

 

③ いくつかの特別な道具を用い、3本の中綱を1本に合わせる。

 

 

 

④ 出来上がった大綱を全員で会場に運ぶ。

 

 

 

⑤ ワサと呼ばれる大綱の両端にある輪を上方と下方、それぞれ自陣側で作る。

 

 

 

⑥ 大綱の中心に化粧縄を巻いて赤く塗り、ダン木の上に設置して準備完了。このダン木は国道3号の道路に穴を開けて埋められています。

 

出来上がった大綱は、長さ365m、重さ7t、直径40cmになります。当日朝から大勢で結い上げた大綱は、綱引の最後にノコギリを入れ真二つに切られるため、その年に1度しか使えません。

 

 

| ルール

 

ダン木を中心に上方(赤)と下方(白)に分かれて、引き合い押し合いを2時間半〜3時間ほど繰り返す。綱が動かなくなった頃を見計らって審判が敗者の方の綱にノコギリを入れ、終わりです。

 

 

| 編成

 

各組は太鼓隊、押し隊、引き隊、ワサ係から構成され、一番太鼓、大将、押大将の三役が部隊を統括します。

太鼓隊は一番太鼓から十番太鼓までそれぞれ10人で構成され、攻撃の指示をします。押し隊は綱の中央部に陣取り、その名の通り押して相手の体勢を崩すのが役目です。引き隊は押し隊の後方に位置し、太鼓の合図に合わせて綱を引いたり、動かないように座り込んだりします。

綱の両端にある太い輪「ワサ」を扱うワサ係は、形勢が不利となった時に縄の中心にあるダン木にワサを掛け、それ以上引かれないようにします。参加人数に制限がないので、両軍は隊員集めに奔走します。

 

 

| 三役

 

三役とは、各軍において統率を取る中心的な役割を担ったその年の川内大綱引の花形と言え、一生に一度しかできない役職です。

川内大綱引では、太鼓の音が引き隊への引けの合図です。10人で構成される太鼓隊の統率を取り、全体に引けの合図を伝えるのが一番太鼓です。

大将は、中心から綱の両端にあるワサのところまで移動しながら状況を把握し、指揮をし、全体を鼓舞します。

押大将は、押し隊の中心となり相手陣内に押し込み、相手の引き隊の体勢を崩して、自軍の引き隊が綱を引きやすくします。大綱引は向田側と大小路側で1年毎に開催されていますが、向田側で綱引がある時は一番太鼓が、大小路側で綱引がある時は大将が一番の花形とされています。

 

| さいごに

 

大綱に子供を乗せると元気に成長するとも言われています。また、綱引のあとは使用した縄を一部持ち帰ることができ、それを玄関に飾ると無病息災で過ごせると言われています。

 

 

| 紹介動画

 

2017年、鹿児島県は県内に在住、又は3か月以上の在住経験のある外国人を対象に「外国人が伝える日本一鹿児島(Kagoshima Global Eyes)」のテーマで「鹿児島県PR動画コンテスト」を開催しました。そこで優秀賞を受賞した作品のテーマが「川内大綱引」でした。綱の制作過程から戦いの様子までわかりやすく紹介されています。

 

 

| 中止の案内

 

 

新型コロナ感染症の影響により、2020年及び2021年は開催が中止されています。

 

 

| 映画

 

川内大綱引がテーマとなった、「大綱引の恋」という映画が2021年5月に公開されました。主人公三浦貴大さんが川内大綱引を通して成長する姿とヒロイン知英(ジヨン)さんとの恋のゆくえが見どころです。劇中の迫力ある大綱引のシーンは圧巻です。

 

 

 

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Written by Tanie

 

 

本記事の情報は、取材・執筆当時のものです。

 

 

 

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